ベトナムへ行く前に、オオルリシジミの住むある池に行ってみると、クララを残して草刈りをして、火をつけたらしい。もともとクララは春の発芽が遅く、春先に火入れが行われる場所では良く繁茂する。オオルリシジミはクララの根本の浅い土の中で蛹になるらしい。そして火が入れられても案外大丈夫なようで、火入れが行われる場所ではかえって良く発生するらしい。オオルリシジミは腕に蛹だから、この夏の火入れもオオルリシジミにとっては問題ないのかもしれない。
ちょっと心配なのは、この池の土手はオオルリシジミ以外の昆虫も多く生息していることだ、例えば比較的珍しいヒメスズメというガや、ヒョウモンチョウが多い場所だ。ヒメスズメはカワラマツバ、ヒョウモンチョウはワレモコウを食べている。この火入れでどのような影響が出るのか見てみたいと思う。
◎免許皆伝!「昆虫王国 ラオス チョウの華麗な舞いに迫る」
NHKBShi 再放送9月12日(日)前11:30~、13日(月)後0:30
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