今日でベトナムの記事は終わりにしたいと思う。わずか10日の旅だったが、久し振りにチョウのみを追いかけた旅だった。日本の他の地域にチョウを撮影に行くのと同じ感じだ。
1969年にアジアを回った頃と比べると海外の旅もずいぶん気楽になったものだと思った。同行者がいたせいもあるが、はじめていく場所なのに緊張感が全くない。その分、感激や発見も薄れてはいるが、歳をとれば楽なことはよいことだ。
熱帯アジアに行きはじめた頃と同じチョウだけに的を絞った旅はひさしぶりの旅である。けれど歳をとるというのは困ったものだ、以前のようには感激しないのである。こういうおたく的な旅は、やはり若い頃に存分にするのがよいのだと思った。写真はベトナムの市場の光景。また機会があれば行ってみたい。
アジアの旅が楽しいのは、生活様式が日本とは異なっているけれど、共通する部分もまた多いことだ。今年は4月にテレビの番組で3週間ほどラオスを旅する予定だ。
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