サイト内
ウェブ

海野和男のデジタル昆虫記

デジタルフォト休刊

デジタルフォト休刊
2010年02月28日

 ソフトバンククリエイティブから出ていたデジタルフォトが今年の5月号で休刊になる。最近は写真雑誌はとても厳しいのだなと実感した。長年連載を持ってきたが、編集者の忙しいことといったら無い。ほんの数人で毎月雑誌を作ると言うことはとてもたいへんなことだ。だから人件費がかかりすぎているというようなこともない。デジタルフォトは自然系の写真にある程度力を入れていた。SSPの会員のプロも連載をもたれている方も多い。この分野に限っては特徴があった雑誌なので無くなってしまうのは惜しいなと思う。
 一般にカメラ雑誌の記事が、情報やテクニックの紹介にかたよりすぎていることも、読者を減らす原因なのだろう。そもそも雑誌は広告で成り立っているのだが、昨年はネット広告費用が新聞広告費を上回ったという。雑誌広告も推して知るべしである。
 新製品情報などはネットで十分調べることができるのだから、昔のアサヒカメラのように、今月の新製品というページが数ページあれば、あとはネットで興味のあるものを調べた方がよい。
 今のカメラを使えば、だれもがある程度綺麗な写真が撮れる時代だ。ネットには無い良さは、写真を印刷物として見ることができる点だ。写真家が写真を通して何を伝えたいかを読み取ることができることだ。編集者は雑誌を通して何を伝えたいのかを明確にしなければ、同じような道をたどる雑誌もあるのではと心配である。
今月号のカメラ雑誌を並べてみた。デジタルフォトは休刊が発表されていなかった先月号を並べてみた。
 今日のベトナムのチョウはルリモンジャノメ。前へのボタンから

◎上田創造館で3月22日(月)~4月4日(日)写真展。詳細はこちら。3 月 22 日(月)14:00~15:00 ~小諸日記 10 年。3月27日(土)14:00~15:30 春休み昆虫教室

小諸日記は10周年。過去の日記は5年前2月   10年前2月

ビデオで配信する昆虫教室。がURLを変えて再開されました

◎学研の写真月刊誌CAPAのフォトコンに生き物の部。毎月の月末消印有効です。ふるってご応募下さい。

前日
翌日

お知らせ

NEW

単行本

連載

◎過去の小諸日記

海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見

プロフィールページのアドレスへ

掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.

キーワードからさがす

gooIDで新規登録・ログイン

ログインして問題を解くと自然保護ポイントが
たまって環境に貢献できます。