ソフトバンククリエイティブから出ていたデジタルフォトが今年の5月号で休刊になる。最近は写真雑誌はとても厳しいのだなと実感した。長年連載を持ってきたが、編集者の忙しいことといったら無い。ほんの数人で毎月雑誌を作ると言うことはとてもたいへんなことだ。だから人件費がかかりすぎているというようなこともない。デジタルフォトは自然系の写真にある程度力を入れていた。SSPの会員のプロも連載をもたれている方も多い。この分野に限っては特徴があった雑誌なので無くなってしまうのは惜しいなと思う。
一般にカメラ雑誌の記事が、情報やテクニックの紹介にかたよりすぎていることも、読者を減らす原因なのだろう。そもそも雑誌は広告で成り立っているのだが、昨年はネット広告費用が新聞広告費を上回ったという。雑誌広告も推して知るべしである。
新製品情報などはネットで十分調べることができるのだから、昔のアサヒカメラのように、今月の新製品というページが数ページあれば、あとはネットで興味のあるものを調べた方がよい。
今のカメラを使えば、だれもがある程度綺麗な写真が撮れる時代だ。ネットには無い良さは、写真を印刷物として見ることができる点だ。写真家が写真を通して何を伝えたいかを読み取ることができることだ。編集者は雑誌を通して何を伝えたいのかを明確にしなければ、同じような道をたどる雑誌もあるのではと心配である。
今月号のカメラ雑誌を並べてみた。デジタルフォトは休刊が発表されていなかった先月号を並べてみた。
今日のベトナムのチョウはルリモンジャノメ。前へのボタンから
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