昨年、石垣島でも撮影したカバタテハ(Ariadne ariadne)とおぼしきチョウがいた。石垣のものより丸っこく、ちょっと雰囲気が違う別種である. Ariadne merioneであるように思う。
カバタテハが飛んでいたそばには棘だらけのヒマと言う植物があった。(下の写真でカバタテハがとまっているのがヒマ。)ヒマはカバタテハの食草で、種からはひまし油がとれる。石垣島では以前ヒマの栽培が行われたことがあり、その時はカバタテハが1年中発生したそうだ。今ではヒマが植えられているバンナ公園の蝶園以外ではあまり見られないという。ベトナムではヒマは野生でいくらでもあるようだから、カバタテハには住みやすい。
上はLaringa horsfieldiという青いカバタテハ。青いのにカバタテハとはおかしいが、カバタテハに近縁な種だから致し方がない。
カバタテハと比べ活発で、なかなかよいチョウだ。カバタテハはなんだか格好が悪く、あまり写欲がわかない種だが、この青いカバタテハはちょっとよさげな雰囲気のチョウだ。そして実際、あまり多くない。アオカバタテハは実はアフリカのカバタテハにつけられた名前であるようだ。それでもこのチョウはアオカバタテハと呼びくなってしまう。
D300S 85マクロ 70-300
2月20日(土)小諸市民会館2階で13時30分より講演「写真をとおして考える自然の仕組み・地球温暖化のこと」
小諸市生活環境課0267−22−1700(内線218)
小諸日記は10周年。過去の日記は5年前2月 10年前2月
ビデオで配信する昆虫教室。がURLを変えて再開されました
◎学研の写真月刊誌CAPAのフォトコンに生き物の部。毎月の月末消印有効です。ふるってご応募下さい。
◎デジタルフォト「デジタル昆虫写真マニュアル」好評連載中
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.