ニッコールクラブ撮影会で、ニコンから12月4日発売予定のDXフォーマットの焦点距離85mmの中望遠のマクロレンズを試すことができた。D300Sに付けたフルサイズ換算では127.5mm相当。最大撮影倍率は等倍だ。
105mmマイクロがあるから、このレンズはパスと思っていたが使ってみると、その軽快さに驚かされた。なんと重さは約355g。タムロンの90マクロよりずっと軽い。ニコンの105mmマイクロは750gだから、半分以下の重量だ。フィルター径52mmと細いレンズなので、内蔵ストロボがけられる心配も少なそうだ。価格もヨドバシで6万円を切るというから安い。フルサイズのD700でFXフォーマットでシャッターを切ったら、ほんの少しだけけられたが、DXフォーマットのレンズとしてはケラレが少ない。
操作感は大変良く、AFモードでもフォーカスリングを回せばMFになる。インナーフォーカスのようで、AFもとても速い。105マイクロと比べても焦点距離がやや短いせいかAFは速く感じる。手ぶれ補正も105マイクロ以上に効くと思う。
キャノンから新しい100マクロがでて、とても評判がよいようだ。ニコンユーザーで、うらやましいと思った人も多いと思う。けれど85mmマイクロは小型軽量にして高性能。手ぶれ補正もよく効くのだから素晴らしいレンズと思う。単焦点で軽量だから、花や昆虫だけでなくポートレートレンズとしてもよいだろう。
気になる画質だが、ボケ味、鮮鋭度共に 105mmマイクロに勝るとも劣らないと思った。開放はF3.5だが、これはF2.8と比べ、約半絞り暗いだけだから、気にすることはないと思う。D90など軽量の一眼レフとのマッチングは最高だろう。写真は開放で撮影したベコニアの葉と、噴水。D300S
小諸日記は10周年。過去の日記は5年前11月 10年前11月
ビデオで配信する昆虫教室。がURLを変えて再開されました
チョウ類保全シンポジウムが12月13日埼玉県嵐山町で。今回のテーマはオオムラサキ。海野は「チョウの楽しみ方」というタイトルで特別講演です
◎学研の写真月刊誌CAPAのフォトコンに生き物の部。毎月の月末消印有効です。ふるってご応募下さい。
◎デジタルフォト「デジタル昆虫写真マニュアル」連載中
◎田淵行男記念館で第3回田淵行男賞写真作品を公募しています
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2024 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.