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海野和男のデジタル昆虫記

デジタルカメラでハイビジョンを撮る

デジタルカメラでハイビジョンを撮る
2009年10月09日

 昨日の台風は長野県を直撃したのだが、小諸では、通りすぎるまでほ風もほとんどなし。午後はさすがに少し吹いたが、どこか遠くを台風が通り過ぎた感じだった。
 ところで、最近、新しく発売されるカメラのほとんどにハイビジョンムービー機能がついている。
 初めて一眼レフにムービーを搭載したのはニコンD90で昨年の9月のことだ。昨年D90を使い、マダガスカルで、ムービーを撮ったが、ビデオカメラのかわりにするには、絞りやシャッターが選べない点などの問題があった。続いてEOS5DMk2にはフルハイビジョンが搭載された。これもやはり最初は絞りやシャッターが選べなかった。今年の夏にファームの改善でEOS5DMk2はこの点は解消された。けれど、問題はレンズとAF精度、MFでのフォーカスやズームがスムーズにできるかだ。音のでないAFもビデオには要求される。
 今年の春に出たパナのGH1は、スペックから見ると、業務用ビデオを越える部分もある。レンズもビデオに特化したものがついてくるので発売当初から気になっていた。実はG1は手元にあって、これでムービーが撮れたらと、初めて触ったときに思った。けれど、GH1は触るともなく夏は過ぎてしまっていたのだ。
 今月、マレーシアに行くのにビデオカメラをどうしようかと思っていた。GH1はぼくの持っているマニュアルが使えるどのビデオカメラより軽い。今回は特に決められた仕事もないし、D700のセットに加えるのにどうかなと思った。ビデオカメラの替わりにGH1を持って行くのはよいかもしれない。
 そこで値段が安いこともあって、購入してみた。触ってみると想像像以上にビデオカメラそのものだ。ぼくにとっては写真も撮れるビデオカメラという感じがした。レンズはセットレンズと、ズイコーの8mmなどを使えばよいし、ライカのレンズなども使用可能だ。遊びにはちょうどよいし、撮ったビデオがよければ(希望的観測)、放送などに使うことも可能だろう。
 昨日は台風だったから、夕方にちょっとだけビデオを撮ってみた。写真は撮らなかったのでわからないが、ビデオは結構使えるなと思った。ただフルハイビジョンはAVHCという規格で、そのままではパソコンでみれない。
 Finalcut Proというソフトを持っているので、それでムービーに変換した。実は宝の持ち腐れで、Finalcutをちゃんと使うことが、ぼくにはできない。そこで変換のしかたがわからずに電話で高嶋君に聞いたら、意外にも簡単だ。
 絵の方は残念ながら、日の入りの時間に雲が出てしまったが、ムービーから落とした写真を1枚載せておこう。10万円ぐらいでレンズ交換式のビデオが入手できるとはえらい時代になったものだ。ズームレンズのリングがビデオには固すぎることや、フレームレートの問題など、若干の不満はあるが、値段を考えれば、それは贅沢を言うことになるかもしれない。
 
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