少し標高の高いところでは新緑が美しい。写真の場所の道の両側にはアブラチャンの木が多く、ヒゲナガオトシブミが葉を巻いている。ヒゲナガオトシブミはこのように赤褐色のものと、明るい色彩のものがいて、別種に見える。
明るい色彩のものはキイロヒゲナガオトシブミとも呼ばれ、この辺りでは夏にイタドリの葉に見られる(季節的なもののような気もするが、他の地域では初夏にも見られるのだと思う)。形態的には区別点がないのだというが、巻く植物の種類も違うし、見た目も感じが異なるから、分類というのは難しいものだなと思うのである。
読売のWEB、新おとな総研、大人になった虫捕り少年に登場しています。今回が第1回、4回にわたって掲載されます。
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