オリンパスからツインフラッシュブラケットが発売されるらしい。その試作品が送られてきたので使ってみた。
オリンパスにはマクロツインフラッシュやそれを取り付けるFR-1というアダプターがあるが、実際には50mm マクロを単体で使ったときの専用のようなものだ。他のレンズでは使い勝手が良くなく、特に35mmマクロなどでは、光が回らない。そこでやむなく改造して使っていた。
今回使ったのは試作品のようだが、ほぼ完成品のように見えた。FL-36Rとの相性が良く、左右に2灯のFL-36Rをつけ、RCモードで内蔵ストロボを発光させるとフルオートで簡単に適正露出が得られる。FL-36の発光部がレンズの真横に来るので、影になる部分が少ない。昔、自分で作っていたマクロストロボと方式は似ていると思った。カメラ側でストロボの光量やストロボ単体の露出補正を左右別々にできるのが便利だ。残念ながら 写真展、「蝶の道」の会期中なので撮影が十分できない。
実は12月31日と1月2日のクロナガアリの写真はこのシステムで撮影したものだ。
このアダプターはレンズを選ばない。実は他のカメラにもつけられる。レンズに直接つけるのではないから、ぼくのすきな魚眼レンズやちまたで人気の虫の目レンズにだってつけられるわけだ。これが最大のメリットかもしれないなどと書くと、怒られてしまうかもしれないけれど。自分で改造は難しいという方には福音だ。他社ユーザーでも一見の価値はありそうだ。
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