かって世界最高のマクロレンズといわれたマクロスイターをデジタルカメラで使いたい。マクロスイターはスイス製のアルパというカメラ用のもので、アルパマウントは35mm一眼レフでフランジバックが最も短い。そのため他社の一眼レフカメラにつけられるアダプターはできないのだ。
G1ならフランジはわずか2cmほどだから、初めてアルパレンズを使えるボディーということになる。ただアルパは極めて生産台数の少ないカメラだったから、アダプターが出ることはないのではと思う。マイクロフォーサーズーライカMアダプターを介せば装着可能になるのではと光明が見えた。
アルパの接写リングセットのボデーマウント部分を利用してライカのLタイプのスクリューマウント変換リングを作った。これにライカMLレンズアダプターをつけてMマウントに変換、それに宮本製作所のマイクロフォーサーズーライカMアダプターを組み合わせてみた。あり合わせで着脱可能な組み合わせなので、まだ無限がでない。途中のアルパの接写リングのスクリュー部分をライカLに変換するちょうど良いリングが見つからないのだ。途中のリングがあと1mmか2mm短くなれば無限遠まで撮影可能になる。とりあえず1mより近いところは写るので早速試写をしてみた。
1枚目は昨日沖縄の湊さんから届いた生きた車エビの尻尾を開放で撮影。マクロスイターはスイス製のレンズでF1.8とF1.9の2種あるが、いずれも世界で最も明るいマクロレンズだ。
G1 KERN-MACRO-SWITARマクロスイター50mmF1.9
「海野和男 幻の巨大スズメガの謎に迫る〜マダガスカル島」NHK BShi
本放送 2月16日(月)夜8時から
再放送 2月24日(火)午後2時から
写真展「蝶の道」1月5日より20日まで銀座ニコンサロン、2月5日より11日まで大阪ニコンサロン。1月9日、2月5日は午後7時より写真展会場でフォトセミナー(入場無料)も開催。また同名の写真集を東京農工大学出版会より、写真展にあわせて出版。A4136ページ上製、定価は3600円(税別)の予定
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