マダガスカルのチョウといえば、このアンテノールオオジャコウアゲハだ。アフリカ大陸にはジャコウアゲハの仲間はいない。アンテノールジャコウアゲハはアジアで繁栄しているベニモンアゲハなどにどちらかといえば近い仲間だ。マダガスカルの昆虫が、アジアの要素を色濃く持っているのではといった議論をするときに、よく例に出される。
マダガスカルはかってゴンドアナ大陸の一部であったということだが、ジャコウアゲハの仲間の祖先がゴンドアナ大陸起源であるのかもしれない。
ジャコウアゲハの中ではかなり大きなチョウで、滑空するように飛ぶさまは優雅である。マダガスカルで最も見たかったアンテノールオオジャコウアゲハに出会ったのは西南部の乾燥林だったが、トリアールの町中にも飛んでいたりしたから、その地域では普通に見られるチョウなのだと思う。たとえ普通種でも、ぼくにとってあこがれのチョウであることには変わりがない。
講演
11月9日(日)宮城利府町、りふ環境まるごとフェア2008ペア・パル利府 11〜12:30
11月15日(土)大阪大学吹田キャンパス第9回構造色シンポジウム。15:20-15:45 「ネイチャーフォトグラファーから見た構造色」
11月16日(日)、岩国市中央図書館「昆虫の世界をのぞいてみよう」14-16時
10月25日(土)多摩ビジネスカレッジの講座。レンズを通して見る虫たち 13:30-15:00
11月29日(土)ニコン広島ゼミ。ニッコールクラブ会員限定
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