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海野和男のデジタル昆虫記

高速連写の問題点

高速連写の問題点
2008年10月16日


昆虫の翅の一部がちぎれたようになる不可思議な現象は Ex-F1でも時々あったが、EX-FH20でも改善されてはいないようだ。これは高速連写で起こる現象だ。面白いのは虫の種類により、この現象が顕著なものがあったことだ。
 左はオオハリバエ。3回写したが、全て壊れていた。翅を動かすサイクルが変にカメラの連写回数と、画商処理と同調するのではないかと思う。
 チョウではあまりおこらないが、ヒメアカタテハで何枚かあった。右の写真の上は正常。下は1/2500だからぶれているのではなく、右の前翅の動きのみがおかしくなっている。上は正常に撮影されたものだ。ここまで壊れなくても、高速連写すると翅の動きが誇張されたようになることも多い。だから翅のしなり具合の解析などに使うことは危険である。
とはいってもこんな廉価で高速連写ができるカメラは他にはないわけだ。このような現象が時々でも起こるならば、ニコンやキャノンでは絶対にこのような機能のあるカメラを作ってくれないと思う。たまにこのようなことがおこっても、新しい技術に果敢に挑戦するカシオの技術者に拍手を贈りたい。

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