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海野和男のデジタル昆虫記

マダガスカルの旅を終えて

マダガスカルの旅を終えて
2008年10月11日

 日本を出て、ちょうど1ヶ月、久しぶりの長丁場の撮影を終え、帰国の途についた。
今回の取材はNHKBSのカメラマンシリーズの撮影。
 少年時代からの憧れのマダガスカルの昆虫たち、マダガスカル特産の大きなアンテノールオオジャコウアゲハ、世界一尾状突起が長いマダガスカルオナガヤママユ、群生してハナに擬態するオオベニハゴロモ、世界一首の長いキリンクビナガオトシブミ、飛べないカブトムシのヘクソドン、そして彗星ランの蜜を吸う20cm以上の口吻を持つキサントパンスズメガ・・・・、憧れの昆虫を追って旅をした。結果は年明け頃に放映される110分番組を楽しみにしてほしい。
 マダガスカルは南半球の亜熱帯圏にある。だから今の季節は春だ。そのせいもあってか期待していたよりも昆虫が少なく、苦戦を強いられたのだけれど、はたして結果は?
 今日の写真は東海岸で夜の撮影の準備をしているときに見かけたホタル。水辺の地上近くを飛ぶたくさんのホタルはとても幻想的だった。D90 10.5mm
 今回D90をはじめて使用したが、D300と比べ、ストロボ同調速度が遅い点、連写速度がやや遅い点を除けば、D300よりすぐれていると思う点も多い。例えば高感度ノイズは、正確ではないがD300以上と思った。小型軽量で、しかも操作性能はD300並み、そして特質すべきはゴミがつかなかった点だ。E-3と互角に近いぐらいまで進歩したのではと思う。実際、土埃の多いマダガスカルではE-3、D90以外の一眼レフでゴミ問題は深刻であった。
 このような基本性能の良さに加え、まるで35mm映画のようなムービーが撮れるのもおもしろい。かってD80が出て、D200の出番が減ったように、今回も、もし購入したら、D300の出番が減ってしまう。ただD300の堅牢さやストロボの同調速度は捨てがたいし。D700も購入したばかりだから、今回はちょっと悩むところだ。

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