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海野和男のデジタル昆虫記

マイクロフォーサーズ

マイクロフォーサーズ
2008年08月14日

 今日からマレーシアへ行くことになった。今回はどうぶつ奇想天外で、タレントのつるの剛士さんとの虫さがし。数日間の短い旅になるが、小諸日記は現地からアップすることができると思う。
 さて今日の写真は8月上旬に上田市の標高1500mほどのところで撮影したクロサナエの交尾。サナエトンボは春から初夏のトンボだから、8月に交尾しているのを見てびっくりした。標高の高いところでは夏も終わりの頃まで元気にしているようだ。(D700 105マイクロ)
 ところで、先日オリンパスとパナソニックからマイクロフォーサーズという大変興味深いマウント規格が発表された。マウントと言うことはレンズ交換式の新しい規格のカメラが、将来登場するのである。
 発表を見た限りでは、撮像素子は従来のフォーサーズと変わるところはなさそうだ。つまりかって35mmカメラの世界に、例えばライカならレンジファインダーカメラ用のMマウントと、一眼レフ用のRマウントがあったのと同じである。フランジバックはMマウントの方が短く、そのため一眼レフ用のレンズはMマウントにアダプターで使うことができたのだ。
 今回のマイクロフォーサーズは一眼レフでないレンズ交換式のコンパクトデジカメをオリンパスと、パナソニックで出しますよと言うアナウンスだととらえてよいだろう。
 そして、もちろん今のフォーサーズ用レンズはアダプターでフルオートで新しい規格に対応するようだ。また古いレンジファインダー用レンズもアダプターを近代あたりが出すだろうから、ライカのMマウントやM39マウントレンズも使えそうだ。個人的には世界最高のマクロといわれたマクロスイターを使えそうなのが嬉しい。
 フイルム時代はレンジファインダーカメラは光学ファインダーでフレーミングや距離あわせをした。今はデジタルなのでEVFか背面の液晶でもっと正確にフレーミングやピントを確認することができる。それははやりのライブビューの精度のよいものと考えてよいだろう。
 光学ファインダーがよいという向きは、フォクトレンダーなどからでているアクセサリーシューにつける光学ファインダーや、大昔のライカの光学ファインダーを使えばよいのである。売れるかどうかは別として、デジタルカメラがますます面白くなる企画だろう。

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