庭のツツジは最盛期を過ぎた。このツツジを植えたのは15年も前のことだ。小さかったツツジも今やぼくの背よりも高くなった。15年前と言えばぼくは45才、自分では一人前のつもりだったが、60ぐらいの人が見たら、まだまだ駆け出しに毛の生えたぐらいに見えていたのではと思う。問題は60ぐらいになると、どうも保守的になってきて若い人を正当に評価できなくなることのようだ。そのようなことがないように、自分自身心しなければならないと思う。
今、ぼくは60だが、振り返ってみると創作活動にもっとも精力的だったのは40才から50才の間だと思う。今でも写真は当時と同じぐらいの量は撮っているし、質的に見ればデジカメの登場もあって、むしろ向上している。しかし若いときの意欲や新しいものへの挑戦というのがだんだん薄れていくのである。創作活動に邁進するべきなのか、昆虫や自然写真の普及にもっと力を入れるべきなのか悩むこの頃だ。
◎どうぶつ奇想天外6月8日夜8時。特集 宝石のクワガタを探せ!in インドネシアは小学生のリズムくんを連れてのクワガタ探しの旅です
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