「月刊むし」という雑誌があるのをご存じだろうか。今年の四月号は第446号。1971年3月号が創刊号で、それは1号ではなく0号と名付けられた。月刊むしの創刊メンバーは皆、ぼくと同じ年代だった。
月刊むし編集長の谷角さんから、一年分の月刊むしが送られてきた。先日鮭川村のチョウ類保全シンポジウムでお会いして、ぼくが月刊むしを読んでいないと知って、送ってくださったものだ。
月刊むしもずいぶん変わったのだなと思った。オールカラーの総合昆虫雑誌で、学術的な側面も強いが、採集マニアの雑誌ではないことに驚かされた。永幡嘉之さんの極東ロシアの昆虫誌という連載は毎回6ページの力作で、日本で絶滅寸前の昆虫で大陸と深い関わりを持つオオルリシジミやマークオサムシが登場。環境保全を考える上でも素晴らしい読み物となっている。昆虫趣味は奥の深い趣味なのだなと感慨を新たにした。
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