昨日はニコンの伊那信男賞と三木淳賞の授賞式。この賞はニコンサロンでの写真展の年度賞。こうした写真文化事業にお金を使うニコンは素晴らしい会社だと思う。年度賞の副賞はD3だった。
さてぼくもD3を9月に予約してあったので発売日に入手できた。小諸に届いたのだけれど、東京へ出てきてしまったのでまだ触っていなかった。今日は小諸から持ってきてもらいはじめて撮影した。高感度に強いカメラというので最初からISOを800で使った。
さて、気に入っている10.5mmのDXニッコールを使いたい。D3にはDXモードというのもあって、画素数が減るけれどそのまま使える。
けれどぼくはちょっと違った撮影をした。2倍のテレコンをつけての撮影だ。こうすることでフル画面で使えることを予想していたが、ちゃんと動作した。21mmのセミ魚眼になる。いつもDXフォーマットのカメラでは1.5倍のテレコンを使っていたから同じ画角だ。10.5mmのDXニッコールは最短撮影距離が近いのがよい。フルサイズ用のAFニッコール16mmもよいレンズだが最短撮影距離は25cmだから昆虫には使いづらい。
さて画質だがぼくは満足だ。DXニッコールはデジタル専用だから元々デジタルカメラと相性がよい。2倍テレコンで拡大することで、もちろん画質は悪くなるが思ったほどではない。それは元のレンズの画質がよいからだ。もっともニコンのテレコンは望遠専用で使えない。ケンコーの安いテレコンを使うしかないのが残念だ。写真は夕方のサザンカ。ISO800での撮影だ。高感度はさすがに素晴らしい。
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