秋といえば紅葉と行きたいところだけれど、今日は小諸まで帰るので午前中だけの撮影。「青森の蝶たち」の工藤君と会って、近くを少し案内していただいた。もう夏の虫のシーズンは終わっているし、冬にはちと早い。
見つけた秋はアカトンボ。アキアカネがまだ山に多く、盛んにえさを食べている。まだ山にいるということは産卵や交尾の前の個体だろう。比較的大きなえさを食べているものが多い。産卵や交尾の前には栄養をつけておかねば。
道ばたのセリ科植物にキアゲハのまるまる太った幼虫が多い。キアゲハはこれから蛹になるから、もりもり食べなくては。黒っぽい幼虫がいて、工藤君によれば秋遅くは黒くなるものがいて、それは太陽熱を吸収するためであるという。納得。低温が黒い幼虫を作るのだろうか・・・
ヨモギハムシらしいハムシが交尾していた。小諸でも晩秋には交尾している個体が多い。お腹がこれだけ大きいからこれから産卵して卵で越冬するのであろう。けれど小諸日記を見ると2000年の1月9日に越冬個体も見つけたことがある。もしかしたらぼくの同定間違いなのかもしれない。
◎ビデオの海野和男の昆虫教室第50回「ペルー昆虫記2」
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