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海野和男のデジタル昆虫記

ハラビロカマキリ

ハラビロカマキリ
2007年08月12日

 今年はカマキリの交尾の場面をビデオ撮影をしなければならない。雌が雄を食べるシーンの撮影だ。小諸にはオオカマキリやコカマキリは多いが、これらのカマキリは雌が雄を食べることは稀だ。けれどハラビロカマキリでは90%以上の確率で雌が雄を食べてしまうという報告もある。ハラビロカマキリは実際雄の成虫を見ることは少なく、恐らく多くの場合、交尾中にメスに喰われるのだろう。撮影には未交尾のオスとメスをそろえる必要がある。
 小諸にはいないので先月末に群馬まで捕まえにいってもらったが収穫無し。そこで知り合いの写真家で、沖縄トンボ図鑑(最新刊で沖縄産全てのトンボの同定ができる素晴らしい本だ)の写真を撮影した尾園暁さんに神奈川から6匹送っていただいた。現在5匹が生長中だ。
 けれどこれだけでは心許ない。そこで今日は高嶋と二人で再度ハラビロカマキリ探しに挑戦。幸い12匹の幼虫を捕らえることができた。これで何とかなるだろうか。ただ成虫になるまでまだ2週間ぐらいかかり、さらに性成熟に2週間を要するので、締め切りに間に合うかどうかが微妙だ。

第9回「にほんかい自然写真学校」生徒募集中。9/15〜17の2泊3日。海野デジタルゼミを開催。8月31日締め切り。ご参加おまちしております。

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