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海野和男のデジタル昆虫記

ロウバイ

ロウバイ
2007年01月03日

 伊東に住む海洋写真家の伊藤勝敏さんを訪ねた。途中、以前昆虫の撮影をしたことのある林道に寄ったのだけれど、私有地に付き立ち入り禁止の看板があった。公道だとばかり思っていたが、どこかの学校の土地になっているようだ。
 ハンターがたくさんいてびっくり。動きが機敏だ。ちょっと危なそうなこともあり、近くの公園に行ってみるとロウバイの花が咲いていた。もう満開に近い。東京よりもずっと早い。もっとも今年は暖かなので、東京でも咲きはじめているのかもしれない。同じ公園に、同じく梅の名前を持つオトギリ草科のキンシバイが植えてあって、こちらも花が2輪咲いていた(下)。キンシバイが咲くのは6月だから、こちらはいわゆる狂い咲きなのだろう。
 植物によって、花を咲かすメカニズムは異なる。気温が高ければ冬でも花を咲かせてしまうものもあるし、低温を経なければ咲かない植物もある。昆虫も同様で、ぼくが顧問をしているせとうち夢虫館では、昨年の12月に室内で展示していたオオカマキリの卵がいくつもふ化した。
 オオカマキリの卵は低温にさらされなくてもふ化する。けれど冬を過ごしたオオカマキリの卵は、相当気温が上がらないとふ化しない。特に乾燥しているとふ化が遅れる。幼虫は秋のうちに形成されるのだと思うが、そこで低温だと休眠するのだろうか。カマキリの卵の休眠メカニズムは多分調べられていると思うが、面白い研究テーマだと思う。
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