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海野和男のデジタル昆虫記

ペルー昆虫記 甲虫に似た蛾

ペルー昆虫記 甲虫に似た蛾
2006年11月20日

  相変わらず成田で預けた荷物が届かない。高嶋君の分は見つかってやっと届いたが、ぼくのはまだだ。そうはいっても撮影はしたい。着た切り雀での熱帯はちとつらい。高速度ビデオが使えないのは困るがカメラさえあれば後は荷物はなくても何とかなるものだ。そういえば、昔、インドネシアへ一月半ばかり行った時は、荷物は東京へ帰ってから成田でご対面というひどいこともあった。
  ジャングルの中で灯火採集をした。
  熱帯で、明かりに集まる虫を見るのは楽しい。実に南米での本格的な灯火採集は15年ぶりだ。目的は擬態している昆虫を見ることだ。
 ハチに似た蛾や、メダマヤママユなどがやってきた。集まったたくさんの昆虫のうち見たことのないものはほとんどいない。80年代から90年代の初めにかけては、中南米に度々行っていた。その頃は今よりも貪欲だったから、できるだけ多くの虫を見たいと必死になっていた。だから、かなりのものを見てしまったのだろう。
  けれど熱帯の自然の多様性はすごいと思う。それを実感するには灯火に集まる虫を見るのが一番だと思う。見たことのない不思議な昆虫がやってきた。それは甲虫のように見える不思議な蛾だ。シャチホコがの仲間のような気もするが皆目わからない。
 上の写真はテントウムシかハムシに似ているように思う。とてもよく目立つ、下はホタルに似た蛾だ。両方とも本当のホタルやハムシより大きく立派だ。この2匹はかなり近い仲間なのではないかと思う。
11月17日記
D200 105mm

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