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海野和男のデジタル昆虫記

ウチワヤンマ(α100)

ウチワヤンマ(α100)
2006年07月22日


 丸亀の夢虫館から小諸に戻った。
ヨドバシカメラに注文してあったソニーのα100が届いていた。迎えの車に積んできてくれたので、アトリエに戻る途中に早速撮影。ため池にウチワヤンマが多いのでとりあえずミノルタの200マクロを付けた。
 実はフイルム時代の最後によく使ったのがミノルタのα9とα7だ。α7がでたときにミノルタの仕事を少しした。α7を見たときに、これはすぐにデジタル一眼レフに進化するなと思った。次にデジタルの仕事を頼まれたときにてっきりα7デジタルがくるのだと思いこんだ。ところがしばらくして届いたのはDIMAGE7だった。大変にがっかりしたのだが、DIMAGE7は画質がよく、結構気に入ったカメラになった。
 けれど時代はデジタル一眼レフへ動いていた。α9の前はニコンを使っていたから、当然のようにニコンのデジタル一眼レフを使うようになった。そして、その後キャノン、オリンパスデジタル一眼レフを使ってきた。
 どの機種もぼくにとって使いやすい面もあり、使いにくい面もある。けれどミノルタのαデジタルははあまりにも発売が遅かったので、とびつく気になれず、とうとう使うチャンスを逃してしまった。
 けれどフイルム時代の最後がαだったし、ずいぶん前からミノルタの一眼レフを使ってきたから、レンズがたくさんある。発表会に行ってみて、10万円以下で1000万画素なら、これはとりあえず買ってみるしかないかなと思ったのだ。
 ミノルタがDIMAGE7のときにデジタル一眼レフを出していたならば、ぼくはたぶんすんなりとミノルタを使うようになったと思う。そういった人は結構多いのではなかったかなと思うのだ。ミノルタに技術がなかったわけではなく、ミノルタが判断を誤ったので、カメラ業界から撤退するはめになったのだと思う。
 ぼくは使い良いボディーに好きなレンズを付けたい。ミノルタには好きなレンズはあったけれど、ミノルタでなければといったレンズはSTF135mmをのぞけばなかった。ニコンも特に気に入ったレンズがあったわけではないが使いやすいカメラらしいボディーは最高だと思った。それでニコンに逆戻りしたのだが、ニコンとて、レンズに関して言えば、どうしてもニコンというレンズはぼくにはなかった。けれどボディーがすばらしく、そしてようやくデジタル専用のすばらしいレンズが登場してきている。オリンパスはレンズがすべてデジタル専用であり、極めて解像度が高い。マクロでは小さい撮像素子は圧倒的に有利で、ダストリダクションもあるからある意味一番進んでいる。
 だから今更ソニーのαを買わねばならない理由はない。けれどこれで持っているミノルタのレンズが活かされ、使いやすいマクロストロボもあるのだから、やはり買ってよかったなと言うのが今日の所の結論だ。
 200マクロでAFに入れてみたが、レンズが昔のミノルタ製のものだからだろうか、まったく使い物にはならない。AFとMF併用にしたかったが、ピントが合ってからしかMFリングが動かないので、これもパス。結局MFで使った。
 ヘリコイドがやけに重く感じる。今のニコンやオリンパスではMFでヘリコイドがフニャフニャしてイヤだなと思っていたのだが、その操作になれてしまうと、重すぎるのもやはりピント合わせがしにくい。もともとミノルタのマクロは下向きにしたときに、ヘリコイドがかってに動かないようにという配慮からヘリコイドが重いのだ。なれるまで、ちょっととまどってしまった
α100 200マクロ 1/800 オート+1/3 ISO200

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