夢虫館を後にしようとしたらモンキアゲハの夏型が現れた。
モンキアゲハは思い出のチョウだ。高校生の時に歯科医の宮川澄昭さんの家で、後のぼくの先生である日高敏隆さんと初めてあった。昆虫生化学者の平野千里さんもおられて、モンキチョウの蝶道の話をされておられた。そのころ宮川さん、日高さん、平野さんはモンキアゲハの蝶道の観察を房総でされていたのだ。この出会いがなければ、多分ぼくの今はない。
今日、夢虫館の昆虫図書館で日高先生の「チョウはなぜ飛ぶか」(岩波書店)を久しぶりにめくってみたばかりだった。それで嬉しくなって1枚撮影。ただ柵の向こう側だったのでトリミングしないとわからないほどにしか撮影はできなかった。CaplioR4
夢虫館の昆虫図書館にはおよそ1300種類の昆虫の本がある。
◎デジタルカメラマガジン今月号の連載は「高山チョウ」
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