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海野和男のデジタル昆虫記

高倍率マクロ撮影レンズ(D200)

高倍率マクロ撮影レンズ(D200)
2005年12月18日

 
 オリンパスのE-500に35mmマクロとEC14という純正テレコンの組み合わせで35mm換算でおよそ3倍のマクロ撮影が手持ちで簡単に行えることを11月4日の小諸日記以来、何回か紹介してきた。
 今回は200Dで同じようなシステムを組みたいなと思った。ぼくの手持ちのレンズではGNニッコール45mmあたりにケンコウのマクロテレコン辺りの組み合わせが良いと思う。GNニッコールのような古い設計の暗いテッサータイプのレンズは接写に向いているものが多いのだ。
 ミノルタやキャノンには高倍率マクロがある。この光学系はよくわからないがズームレンズを逆さ付けしたようなものかなと思う。そこでズームを逆さにつけてみようと思ったが、絞りが連動しないから使いにくい。
 さてとしあんしていたら、机の上にあったジャンクとして1000円ほどで買ったNIKONの28-80mmF3.5-5.6G(新品は1万円程か)というレンズが目に付いた。前玉はずしたらどうなるだろうか。ちょっと乱暴だが、どうせジャンクのレンズである。もともとマウントと鏡筒を利用しようと購入したものだ。
 さっそく力任せに前をひねったら、前玉だけそのままはずれた。プラスチックの安い鏡筒のレンズはこんなにも簡単にレンズがはずれるから、普通に使ったときの耐久性はあまり良くないだろうと今更ながらに思う。
 そのレンズをD200につけてのぞいたらまるでマクロレンズだ。ズーム鏡筒を動かすと倍率も変わる。35mm換算で等倍からおよそ3倍までの撮影ができそうだ。それにタムロンの1.4倍テレコンをつけて、内蔵ストロボで撮影してみると35mm換算で4倍強の撮影が楽にできることがわかった。ストロボは簡易ディフューザーでよくまわる。E-500の高倍率撮影システムより色収差がありそうだが、シャープさはなかなかのもの。1000円のレンズとしては上出来だ。ワーキングディスタンスも結構あるから使いやすそうだ。
 写真は庭で見つけたミズイロオナガシジミの卵。直径1mm以下のものだ。

◎ビデオで贈る海野和男の昆虫教室第28回は「色の魔術師」。まだまだ続きますのでお楽しみに。

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