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海野和男のデジタル昆虫記

「デジカメ自然観察4」もっとアップにしたい

「デジカメ自然観察4」もっとアップにしたい
2005年10月19日


現在ニューギニア取材旅行中です。小諸日記は前もって作っておいた「デジカメ自然観察」を連載で掲載しています。現地からの日記も状況の許す限り更新したいと思っています。

 はじめてデジカメを使って、デジカメの深い被写界深度を利用すれば小さな昆虫のクローズアップも意のままだなと思った。ところが小さな昆虫を撮ろうと思ったら困ったことになった。そのカメラは小さな虫を大写しにするほどの接写ができなかったのだ。
 カメラの最短撮影距離が少したりない。レンズ交換ができるタイプのものではないから、マクロレンズを使うこともできない。そこでフイルムカメラでも使ったことのあるクローズアップレンズという凸レンズをつけてみることにした。ところが今度は困ったことがおきた。焦点距離が短いレンズにクローズアップレンズをつけてもあまりアップにならないこのだ。それでも一番厚いクローズアップレンズをつけると何とか大型の昆虫の顔ぐらいは撮れる。
 2005年秋現在のデジカメはこの辺りがとても良く改良されてきている。リコーのCaplioGXやRXシリーズは広角でも望遠でもレンズのすぐ前まで寄ることのできる。ニコンやオリンパスのスーパーマクロはあまり寄れないが、それでもスーパーマクロモードにすると、フイルムのときのマクロレンズを付けたぐらいの撮影が容易にできる。パナソニックなどの高倍率ズーム搭載の機種なら、クローズアップレンズが有効で、望遠側でクローズアップレンズを使えばかなりの接写が可能である。など最新のデジカメはマクロに良く配慮されたものが多い。2年以上前の前のデジカメを使っていて、マクロがあまりうまく行かないと言う方は、そろそろ買い換えを考えても良いかもしれない。特に今年の春以降に出た機種はかなり優れたマクロモードを持っているものが多い。(「デジカメ自然観察のすすめ」(岩波ジュニア新書)からの抜粋を書き直したものです。本をお買い求め頂ければ幸いです。)
 写真はオリンパスE-20にクローズアップレンズをつけて撮影したキイロスズメバチ



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