今日は群馬県の水沢の憩いの森で講演と観察会。せっかく群馬まで行くのだからと行きと帰りに1時間ずつ昆虫探しをした。
そこで出会ったのがこのガガンボモドキだ。足が長いところなど双翅目のガガンボによく似ているが、モドキと言うからには違う仲間だ。
シリアゲムシに近い仲間で、他の昆虫を捕らえて食べる。後ろ脚で昆虫を捕らえるが、こうしてみると脚にトゲがあることが分かる。獲物を逃がさないためだろうか。シリアゲムシも同じくメスにプレゼントすることで有名だ。その小諸日記はこちらから。
ガガンボモドキはとまるときには前脚だけか、このように前脚と中脚でぶら下がるようにとまる。性行動も不思議でオスは捕まえた獲物をメスにプレゼントしするそうだ。そしてメスは気に入ったプレゼントを持って来たオスとのみ交尾すると言われる。実は僕はまだこのシーンを見ていない。次回は是非見てみたい。
E-300 50マクロ
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