テンナンショウの花の中を見ようと、かわいそうだけれど、雄花と雌花を切ってみた。
写真上は雌花、下は雄花だ。
雌花の方にはハエが閉じこめられて死んでいた。テンナンショウの仲間は匂いでハエをおびき寄せる。花の中に入ったハエはつばのある突起に邪魔されて外へ出ることが難しい。雄花を見ると、花の下部の部分の重なりのところにへこみがあって、ハエはどうやらそこから外へ出ることができそうだ。花粉をつけたハエが雌花に入ると、写真のように出れなくて死んでしまうのだが、受粉を助けるということだろう。身近なところにも面白い題材は転がっている。今度ちゃんとビデオを撮影してみたいと思っている。
E-300 50+1.4
◎E-300による16人の写真家展は明日18日まで
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