ヒキガエルが集まっていた場所のすぐ近くで、ヤマカガシがカエルを呑んでいた。
最初、ヘビの顔が全く見えなかったので、呑んでいる時に何らかの事故で死んでしまったのではないかと思った。そこで、ヘビにちょっと触ったら、動き出した。
大きなヤマカガシだが、これまた大きなヒキガエルを呑むのは大変だ。おまけに呑まれているヒキガエルに、別のオスがしがみついてしまっている。オスは交接をしているつもりなのだから哀れだ。時々ヘビの口を脚でどかそうとしたりするから、自分が求愛しているメスがヘビに呑まれていることなど気づいていないのだ。
結局30分ほどたってヘビはあきらめてカエルを吐き戻してどこかへ去った。オスの力が強いから、結局はオスが邪魔で、せっかくの獲物を呑むことができなかったのだ。
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