今日は15度近くまで気温が上がり、しかも風がない。体感温度はもっと高く感じ、道路も触ってみると暖かだ。
今年はじめてヒオドシチョウを見た。毎年春にヒオドシチョウが多い丘の上を通る道で、何匹も日光浴しながらテリトリーを張っていた。まだ越冬から覚めたばかりなので、翅も比較的綺麗だ。ヒオドシチョウは気性が激しく、追いかけあいをするので、すぐにぼろぼろになってしまう。
道路に翅を閉じてとまっているヒオドシチョウにそっと近づき、手をかざして影を作った。するとヒオドシチョウは翅を開く。何回やっても同じことをする。
これは体温の調節のためで、翅を開いてできるだけ太陽熱を吸収しようと言うのである。
E-300 50-200
◎偕成社から海野が監修や執筆をした「虫から環境を考える」というシリーズが3月に発売されます。オオムラサキ、ハッチョウトンボ、都会のセミ、田んぼでくらす虫、クロスズメバチ、コノハチョウの6冊です。詳しくはこちらから。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.