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海野和男のデジタル昆虫記

ヒオドシチョウの体温調節

ヒオドシチョウの体温調節
2005年03月16日


 今日は15度近くまで気温が上がり、しかも風がない。体感温度はもっと高く感じ、道路も触ってみると暖かだ。
 今年はじめてヒオドシチョウを見た。毎年春にヒオドシチョウが多い丘の上を通る道で、何匹も日光浴しながらテリトリーを張っていた。まだ越冬から覚めたばかりなので、翅も比較的綺麗だ。ヒオドシチョウは気性が激しく、追いかけあいをするので、すぐにぼろぼろになってしまう。
 道路に翅を閉じてとまっているヒオドシチョウにそっと近づき、手をかざして影を作った。するとヒオドシチョウは翅を開く。何回やっても同じことをする。
 これは体温の調節のためで、翅を開いてできるだけ太陽熱を吸収しようと言うのである。
E-300 50-200

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