コブハサミムシは多くのメスが産卵を済ませたようだ。メスは卵が孵化するまで、ずっとつきっきりで守り続ける。その様子をビデオで撮影しようと、今年も採集して飼育をはじめた。
石膏で作った人工の巣におさめガラスで蓋をすると、落ち着いて子守を始めた。丁寧に卵を並びかえて、汚れた卵をなめていく。こうして常に卵を清潔に保っている。
ガラス越しにストロボの反射に気をつけながら撮影した。
20D 65mmマクロ
◎偕成社から海野が監修や執筆をした「虫から環境を考える」というシリーズが3月に発売されます。オオムラサキ、ハッチョウトンボ、都会のセミ、田んぼでくらす虫、クロスズメバチ、コノハチョウの6冊です。詳しくはこちらから。
海野和男写真事務所へのご連絡、小諸日記へのご意見
プロフィールページのアドレスへ
掲載情報の著作権は海野和男写真事務所に帰属します。
Copyright(C) 2025 UNNO PHOTO OFFICE All Rights Reserved.