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海野和男のデジタル昆虫記

オオカマキリの眼

オオカマキリの眼
2004年09月23日

オオカマキリがエンマコオロギを捕らえて食べていた。
 コンパクトデジカメをカマキリのすぐ近くまで持っていったら、こちらを見た。カマキリの眼には黒い点が見える。こちらが動くとその点も動く。カマキリはよく見える眼を持っていて、こちらが動くと顔を動かす。そうすると、その黒い点はいつもこちらを向いている。これがカマキリのかわいらしさ?の秘密らしい。
 この黒い点は偽瞳孔と呼ばれている。カマキリ以外にもチョウの一部にもあったりする。カマキリの眼は昼間は緑色だが、これは眼が緑色の光を反射しているからだ。偽瞳孔は黒く見えるのだから、その部分だけ光を反射していないことになる。
 試しにカマキリに気づかれないように、横からそっと見てみると、その黒い点は今度は横に移動している。
 つまり、黒い点はカマキリが自分で動かすのではなくて、人が見ている方向に現れるのだ。ということは、その黒い点は球形の眼の中心に近いところにあるのではないだろうか。多分、眼の中心の視細胞あたりが光を吸収していて、どこから見ても、その部分が見える構造になっているのではないかなと思う。
CaplioGX

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