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海野和男のデジタル昆虫記

久しぶりのクロスズメバチ

久しぶりのクロスズメバチ
2004年07月27日

このところ、ずっとクロスズメバチを探していた。ただ見てまわるのではなく、いそうな場所に仕掛けを置いて、そこにやってくるハチを待っている。仕掛けは簡単なもので、イカや鶏肉を小さく切ったものを針金を通して枝に吊すだけだ。アトリエ周辺を中心に、これまでかなりの数の仕掛けを置いて待っていたが、一度もクロスズメバチはやって来ない。来るのはハエとホソアシナガバチばかりである。ところがハチの師匠、松本の小林さんは、すでに20以上も採集し飼育をはじめているという(仕掛けについても小林さんのご指導によるもの)。成果の無いことにだいぶ焦りを感じていたが、今日、ようやく一匹、イカに来てくれた。
 久しぶりに見るクロスズメバチはとても小さかった。春に見ていたのは女王で、これは働きバチ。大きさの差はもっともなのだが、こんなに小さかったのかと改めて驚いた。ホソアシナガバチが大きく感じてしまう。
 ハチは肉片を持って飛び立つと、5分と置かずまた戻ってきた。来るのは必ず一匹なので、おそらく同じ個体なのだろう。まだ巣に働きバチが生まれて間もないところと思う。これから、どんどん数が増えていくだろう。

◎東京電力のHPで昆虫教室がスタートしました。24回のシリーズです。第2回は「昆虫から見える世界」。こちらからどうぞ。

◎長野市で講演会
時 8月3日(火曜) 午後1時半〜3時半 
場所 コンベンションビュウーロー「若里市民文化ホール」ビッグハットのとなりNHK長野放送局前
昆虫の話をビデオや写真を使ってお話しします。デジカメ自然観察の話しもします。対象は児童から大人まで楽しめると思います。先生方やPTAの方、生徒対象ですが、一般の人も入場可能だそうですのでおいでください。

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