夕方高嶋君が格好いいオトシブミを見つけた。クビナガオトシブミであろう。
このオトシブミは東京の高尾山に多く、30年ほど前に16mmの映画を撮る手伝いをしたことがある。写真もそのころ、よく撮影した。
当時はアカクビナガオトシブミと呼んでいたが、たぶん同じものだ。高尾ではアブラチャンの葉に多かったが、今日の植物はどうやらコナシのようだ。
オトシブミの仲間はかなりいろいろの植物につく。例えばナミオトシブミは東北ではミヤマハンノキに多く、ちょっと山には入ればごく普通に見られる。小諸や前にいたことのある茅野ではクリやシラカバに多く、北海道ではミヤマハンノキとシラカバだった。気候によっても違うのだろうが、場所によって遺伝的な嗜好性はないのだろうか。
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