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海野和男のデジタル昆虫記

コノハギスの顔

コノハギスの顔
2003年10月17日

今日は朝食を食べていたら、声をかけられた。振り向くと、なんとそこにはポールが立っているではないか。相変わらず裸足だ。
 ポールはオーストラリアの昆虫学者で写真家でもある。まあぼくと似たような仕事をしている人だ。実は2年半ほど前に、どうぶつ奇想天外でオーストラリアに行ったときにお世話になった方だ。
 その時のディレクターは内田さんで、その後おしくも無くなってしまった。内田さんとは雑誌アニマ時代からのつき合いであった。今回はカメラマンも、音声もオーストラリア取材と同じメンバー。そして奇しくも今日は内田さんの命日である。
 ポールが、虫があまりにも少ないねと言った。確かに最初はナナフシなどが多いのですごい場所だと思ったのだが、熱帯らしい昆虫はよい環境の割には少ない。特に夜活動する昆虫は極めて少なく、熱帯でこんなガの少ない場所は初めてである。ポールは1週間もライトトラップを仕掛けていて、成果は0であるという。これはコウモリが多いことと多いに関係がありそうだ。でもガを食べ尽くしてしまったら、コウモリたちはどうするのであろうか。
 さて写真は木の葉によく似たキリギリスの顔である。

E-1 50マクロ ストロボ

◎デジタルキャパ10月号で海野和男とE-1で撮る信州の秋の募集をしています。11月8-9日ごろの予定。E-1と交換レンズを貸し出すようです。詳しくは10月号をご覧ください。

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