この120判フイルムを使うカメラが家にきたのは確か小学校3年ぐらいの頃だ。リコーのHPで調べると1956年頃のリコーフレックスニューダイアの一つのバリエーションのようだ。
当時、ぼくのうちには母親が子供の時に使ったコダックのベス単が1台あったのみ、家族会議をして父親の給料前借りで購入したのである。父親がほしがったのではなく母とぼくが欲しかったものだ。母もカメラ好きだったわけである。
当時はやっと戦後のどさくさから復興したばかりである。母が使っていたカメラは何台かあったようだが、全て食料に変わっていて、残ったのが売れないぼろのベス単だったようだ。
もう一台はリコースーパー44というカメラ。こちらは1958年の発売。何故手元にあるかは不明だが、いつのころからかカメラ棚に鎮座している。これは、今では入手が難しいベスト判フィルムを使用する4×4cm判のカメラである。そしてこのころを境に2眼レフは衰退していくのである。
この二台のリコーフレックスをリコーの最新型のデジカメで撮影した。上は28mm相当のワイド端で撮影、下は望遠マクロモード。小型のデジカメでアップも引きも自由に撮れるとはよい時代になったものだ。リコーフレックスの時代もそうだし、つい数年前まで一眼レフをのぞいて接写は難しい領域であったのだ。
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