今日は昨日に引き続き古いマクロレンズを使ってみた。その名もマクロキラーである。このレンズも50年ばかり前のものだが一世を風靡したレンズである。
自動絞りではないがプリセット絞りなので、ピントを合わした後にさっと絞り込めるから手持ち撮影OKだ。40mmと90mmがあり、今回使ったのは40mm。様々なカメラ用があるが。今日はM42マウントのものをE-1につけて使用した。
マクロキラーはほとんどのカメラにつき、映画用もあった。ディズニーの科学映画に大活躍したと思われる。マクロスイターのように高価でなく、ボケが綺麗と言うよりも、とにかくシャープにというレンズである。
今回はF11でストロボを使用した。最初開放で撮ったが、E−1と相性が悪そうだったので11まで絞った。
いつも思うのだが現在のマクロレンズ設計者は、こうした古い定評あるレンズをちゃんとテストしたり使ってみたりしているのだろうか。写真はレンズで決まるが、最近はどーもデータ主義に陥っている気がする。
レンズの設計者は古いレンズも馬鹿にしないで使ったりテストしてみて欲しい。ベローズ用でないマクロの場合はマクロスイターとマクロキラーを知ってから設計するのがよいと思う。マクロキラーについては「海野和男とクラシックカメラ」に詳しく載っています。ぼくが書いたのでマクロ関係とアルパが充実してます。
E-1 40mmマクロキラー F11 自作ツインストロボ
◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7とE-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。
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