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海野和男のデジタル昆虫記

庭の花をアップで撮る

庭の花をアップで撮る
2003年09月06日

今朝の撮影は、ちょっといたずらしてOM用の古いレンズでアップで撮影してみた。使ったのはズイコー50mmF1.4である。OMを使っていた頃はこのレンズはホタルを撮るために使ったぐらいで、他の用途は考えなかった。
 開発者に怒られてしまいそうだが、このレンズに接写リングをつけて、開放でマクロレンズとして使うとなかなかぼけが面白いことがわかった。マクロスイターのようなかどうかはわからないが、綺麗なボケがでる。シャープ感はないが、コントラストは十分ありソフトフォーカスというわけでもない。さすがズイコーレンズである。
 本来マクロ域でF1.4標準レンズを使うのは邪道であるし、F1.4レンズは他社でも言われているように、一般撮影ではCCDとは相性は良くないと思う。けれどオリンパスのE-1が、実用以外でもあまりにも楽しいカメラなので、いたずらしたくなったのだ。
 無限遠を写そうと思えば、アダプターには精度が要求されるのでアダプターづくりは難しいのだが、マクロ域ではあらが目立たないから簡単に試してみることができる。ただし、シャープな画像を得たい向きにはやはり純正の50マクロが良いに決まっている。あくまでお遊びである。それにしてもフランジバックの短いE-1はいろんなレンズをテストするレンズ評価機としても使えるのではないかと思ってしまう。というのは現在のデジカメの評価チャートは、カメラのCCDやソフトの評価なのか、レンズの評価なのかがわからないからだ。フイルム時代はフイルムを同じものを使えばどのカメラで撮ってもレンズの評価はできたのであるが。
 写真上は小さなハエがアスターコリアナにとまっているところ、下はメドーセージの花。E-1では、今までフイルムでもデジタルでもでにくかった青や紫がとても自然に写るのが良い。

E-1 G.ZUIKO-50mmF1.4 開放 絞り優先AE-0.3

◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7とE-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。

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