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海野和男のデジタル昆虫記

ミンミンゼミの羽化(マイクロ・ニッコール55mmP)

ミンミンゼミの羽化(マイクロ・ニッコール55mmP)
2003年08月20日

今日は暑かったからセミがたくさん羽化しているのでは、また夜に一人で出かけてみた。先日の霧雨の日よりは多かったが、思ったほどではない。今年はばらばらと羽化したようで、いっぺんに数多くの羽化はなかったようだ。面白いことにミンミンゼミやアブラゼミの抜け殻に泥が付いているものが多い。ニイニイゼミは羽化殻に泥が付くのが知られているが、雨が多ければ地中も抜かっているから、普通は泥が付かない種類まで泥付きと言うことになる。
 今日はマイクロ・ニッコール55mmP、F3.5で撮影することにした。はじめD100につけようとしたけれど、つかない。そこで前につけたことのあるD1Xを持ち出した。ニコンのよいところは古いレンズもつくことだが、さすがアマチュア用のD100となるとつくのはA1ニッコールまでだ。このマイクロ・ニッコール55mmPオートは1970年の発売。ピントリングが異なるだけのマイクロ・ニッコール55mmは1963年発売である。なんと40年も前の設計のレンズだ。
 このレンズ絞りをF16で使ったが、結構デジタルとの相性がよい。だいたいにおいてこれくらい古いレンズの定評あるマクロは開放はともかくも、絞っても比較的安心してデジタルカメラで使える。ぼくの経験によるとだが、10年ぐらい前のマクロでインナーフォーカスやフローティングなど当時最新の技術を使ったものにデジカメとの相性が悪いものがある。
 デジタル専用のマクロはまだオリンパスの50mmF2.0しかない。各社もデジタル用に性能のよいマクロレンズの開発が望まれる。

◎「海野和男とクラシックカメラ」
2001年から2002年にかけて最も力を注いだ本です。クラカメで撮影した小諸の自然や昆虫の写真集(小諸日記のクラカメ版)で、自信作です。ハードカバー208頁A4の大型本で、見かけも立派です。クラカメ図鑑としても使えます(こちらはDimage7とE-20などのデジカメで撮影)。写真はデジカメも含め全てデータ付きです。本屋さんでは入手が難しそうなのでホームページで直販することにしました。
こちらをご覧下さい。お買い求め頂ければ嬉しいです。 

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