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海野和男のデジタル昆虫記

ミツバチの顔(女王とオス)

ミツバチの顔(女王とオス)
2003年08月16日

ミツバチは女系家族である。ミツバチの巣には1匹の女王と、産卵能力のない多数の働きバチ、そして子孫を作るためのオスバチがいる。
オスバチは数が少なく、働きバチのように働くことはない。普段は巣の中にいて、時々巣箱の近くを飛んで飛行訓練をしている。遊んでいるように見えるオスバチだが、交尾した女王が卵を産むのだからオスバチがいなければミツバチは生存できないわけだ。
 今日は高嶋君がオス(上)と女王(下)の顔の写真を撮影した。働きバチの顔のアップは簡単だが、オスも女王も歩き回るのでだいぶ苦労をしたようだ。こうして並べてみるとオスはひょうきんな顔をしているように思う。それに引き替え女王は牙も鋭く、何だか怖そうに見える。目の大きさが全く違う。女王が一番小さくて、ついで働きバチ、オスが一番大きい。昆虫ではオスの目が大きいのは一般的だ。それは昆虫ではオスがメスを探すのが一般的であるからだ。
 ミツバチでも外へ飛び出た新女王を追ってたくさんのオスバチが追いかけるという。空中で女王を見つけたオスバチだけが交尾に成功するわけだ。先日うまれた新女王はいつの間にか交尾を済ませたようで、卵を産みはじめている。ミツバチの交尾の写真を撮ることはできないものだろうか。


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