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海野和男のデジタル昆虫記

バラの実と霧氷(小さなCCDの有利な点)

バラの実と霧氷(小さなCCDの有利な点)
2003年01月08日

バラの実についた霧氷をCCDが1/3インチのオリンパスのE20(下)とAPSサイズのDIX(上)で撮影。
 2機種ともWBオートで撮影。D1Xは+1.3補正、オリンパスは+0.7補正。バラの実と霧氷にピントを越さすためにD1X(105mmマイクロ)では11半に絞った。シャッター速度は1/20だったので勿論三脚を使用した。オリンパスの場合はCCDが小さいので絞りはF5.6まで絞れば、ピントが来る。シャッター速度は1/160だったので、手持ちで撮影。つまりCCDが小さければ絞りをそんなに絞る必要がないから速いシャッターが切れ、手持ちでマクロ撮影がびしばしできるという利点があるのだ。
 ただマイクロレンズならもっとよれるわけだが。E20の場合はマクロモードでもこれがほぼ最短撮影距離、これ以上の接写はマクロコンバーターが必要となる。E20でレンズ交換ができたらどれほど良いだろうと思うが、昨年オリンパスがフォトキナで正式発表したレンズ交換可能な4/3インチCCDのカメラが今年は恐らく発売されるだろ。
 CCDが小さいとぼけが小さいのでマクロ撮影には大変有利となる。しかし人間のポートレートなどで、もっとぼかしたいと言った時にはCCDが大きい方が有利である。
 ぼくは主にマクロと風景を撮影するのだが、その場合はCCDはある程度小さい方が失敗が少なくよいと思う。超広角マクロなら1/4CCDがいいなとも思うし、植物などを撮影するには4/3からAPSぐらいがいいかなと思う。
 現在ぼくの使っているオリンパスやミノルタは2/3インチCCD、ニコンD1XはAPSサイズだ。35mmフルサイズが良いという人もいるが、これはたまたま今まで使っているフイルムカメラと全く同じ写真を全く同じように撮れるという利点のみしかない。
 デジタルカメラであるから、もっと画素数を増やした小型カメラで4x5インチカメラにも負けない緻密な描写をするカメラの開発だって夢ではないのである。今の2/3インチ500万画素のCCDを9枚張り合わせれば小型で4500万画素(実際には少し減るが)のカメラだって製作可能なのであると思うのだが。

◎WEBカルチャースクールX-coursehttp://www.x-course.jpにはデジカメ教室専用の掲示板もあります。質問にもできる答えます。全く加工していない作品をデータ付きでダウンロードもできます。

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