春はまだ遠いものの、ヤナギの中には冬芽の固い殻が割れて中から白く輝く綿毛が見えてきているものがある。だが、これはちょっと時期を間違えて割れてしまったものだ。小諸では、だいたい2月末くらいになって割れるのが普通である。
ヤナギの綿毛は、寒さよけよりはむしろ、捕食者から中の花芽を守るためのものらしい。だから真冬に綿毛を出しているものは暖かそうだが、実は失敗なのだ。こうなってしまった芽は、だいたい春までに弱って枯れてしまう。
◎TV出演予定
NHK総合「おはよう日本」虫の目で故郷の自然を見つめたい
2003年1月11日7:30〜8:13(この中の7分ぐらいのコーナーです)
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