テレビの仕事で、駒ヶ根のハッチョウトンボ生息地を見てきた。ここは高速道路の建設のために山を削ったら湧水が出たという場所だ。そこにハッチョウトンボが居着いたことに気が付いた人たちが、生息地の整備をして、ハッチョウトンボを市民の人たちに見せようと努力しておられた。
ハッチョウトンボは綺麗な水が数センチの深さで1年中ある場所に生息する。アジアに広く分布しているトンボで、案外放浪性が強いと思う。よい場所を求めて放浪した結果、この場所に到達したのだろう。
かってはこのような環境はいたるところにあり、ハッチョウトンボは身近なトンボであったと思う。今ではこういった環境はそんなにはないから、放浪して死んでしまうトンボも多いことと思う。
ハッチョウトンボを呼びたければそんな環境を作って気長に待つのが良さそうだ。
ロープにとまっているのはずっと大きなショウジョウトンボ。円内が2cmにも満たない小さなハッチョウトンボだ。こうしてみると結構似ている。
◎海野和男とクラシックカメラは人類文化社から7月発売予定でしたが、進行が遅れております。発売は8月末頃になると思います。カラー208ページという豪華本で、値段は3600円。デジカメで野外で撮影したカメラの写真が百数十台、そのカメラにフイルムを入れて撮影した写真が400枚以上、全てデータ付きでカラーで掲載。昆虫、植物などの自然写真です。その多くはアトリエのある小諸周辺での撮影です。
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