せっかく新潟に行くのだからと、途中寄り道をして柏崎でギフチョウを見ることにした。ギフチョウは春の女神と呼ばれ、4月にだけ現れるチョウだ。
アトリエ近くにもいるヒメギフチョウの親戚のチョウでもある。ギフチョウ属は中国大陸で生まれ、日本には北と南から違う時期に入ってきたらしい。日本で新しい種になったのがギフチョウで、西日本に分布し、太平洋岸は東京まで、日本海側は山形まで分布している。
一方ヒメギフチョウは中部の山間部から、東北北海道に分布し、大陸や朝鮮半島にもすんでいる。両者は棲み分けをしていることでも有名である。ギフチョウの食草は写真の卵が産みつけられているカンアオイ、ヒメギフチョウはウスバサイシンという植物を食べる。
ギフチョウはいわゆる里山のチョウであるから、住宅地の開発などで東京では、その生息地はほとんど壊滅してしまった。新潟はこのギフチョウがたくさんいる。昔ながらの環境が残っているからである。
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