ローライSL35は、ぼくのお気に入りのカメラだ。1979年に初めて出した写真集,「チョウの世界」(共立出版)でもこのカメラを使っている。ツアイスレンズにあこがれ、海外でペンタックスspとほぼ同価格で購入したものだ。最初はドイツ製のものを、2代目はこのシンガポール製のものだった。
1970年発売だがシンガポールで作るようになってとたんに評判が落ちた。そこで2代目は相当安く購入したと思う。レンズはディスタゴン25mm、アメリカで極めて安く購入した。旧型レンズで製造中止になっていたので、初期型は破格値だった。ちゃんとカールツアイス製である。確かコンタックスマウントのものの1/3程度でかえたのではないだろうか。そこで魚眼から200mmまで一通りレンズが揃っている。残念ながらローライ用のマクロプラナーは極めて生産台数が少なく高くて購入できなかった。
今でもこの25mmと魚眼はよく使うレンズである。今見るとシンプルでとても良いデザインのカメラだと思う。
海野和男とクラシックカメラ「クラシックカメラで自然を撮る」A4上製208pp。人類文化社より7月発行決定。ライカ。ローライ、ソ連製カメラ、アルパ、そしてニコンF、オリンパスOM1、ミノルタX1、キャノンF1など往年の日本の一眼レフも登場。デジカメで野外で撮影したカメラの写真200枚以上。そのカメラで撮影したネイチャーフォト300枚以上掲載予定。クラカメ図鑑としても、写真集としても使える楽しい本にします。請うご期待。
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