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海野和男のデジタル昆虫記

今日のクラシックカメラ(ミノルタX-1)

今日のクラシックカメラ(ミノルタX-1)
2002年03月05日

ミノルタX-1は1973年発売の一眼レフカメラで、当時のミノルタのフラッグシップ機である。ファインダー交換可能、シャッターは当時最新の電子制御技術を駆使して、8秒から1/2000秒、マニュアルでは16秒から1/2000秒と世界最高レベルのカメラであった。1976年にはX-1をベースにモードラ組み込みのX-1モーターが出た。
 こんな高級カメラには当時は触ったこともなかったのだが、今回使ってみて、大変ミノルタらしいカメラだなーと思った。
 ぼくは現在ミノルタはα7などを使用しているが、電源を入れただけでカメラのフォーカスが動いたり、覗くとAFが作動したりの、あまりの親切設計に困惑してしまうことが多い。このルーツは既に30年前にあったのだなというのがこのカメラを触っての感想である。
 ボディーを握ると右手で触るところに電源スイッチがあって、露出計の電源が入るようになっている。昔のAEカメラは電源ONのままだとすぐに電池切れになった。だからこの親切設計は大変ありがたいことだと思う。そして発売後30年経ってもちゃんと、そのスイッチが生きていることに、ミノルタのカメラの確かな作りを見て、感激したのである。

◎クラシックカメラで自然を撮る2002年初夏発行予定

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