昨日に引き続きアルパ。今日は6型。アルパ6は1956年から1959年にかけて生産され、総生産台数は2605台。アルパとしてはまあ生産台数の多い方だ。ペンタプリズム部にアルネアと表示してあるものと、レフレックスと表示があるものがあるが、中身は同じである。6bというのは昨日の8bと同じように6型にクイックリターンミラーを装着したモデルで2000台ほど生産された。
ベローズはアルパの接写システムの一部。写真ではマクロスイター50mm/1.8をリバースアダプターで逆さまにベローズに付けてみた。これで約3倍の撮影が可能である。ダブルケーブルレリーズを用いれば絞りも自動絞りで使えるからとても便利だ。
当時のアルパ、エクザクタなどはレンズにシャッターボタンがあって、そこを押すことで、絞りが絞られ、ボディーのシャッタボタンが押される仕組みになっている。レンズには絞り込みボタンにはレリーズソケットがある。だから単純なベローズにつけても、ダブルレリーズをレンズにつけるだけで自動絞りで接写ができるといった、優れた特徴があった。当時のレンズを今のカメラにつけるときでもこの方法で撮影することで自動絞りが使えるのは便利である。
◎クラシックカメラで自然を撮る2002年初夏発行予定
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