今日は銀座資生堂で岩合光昭さんとトークショーで東京だ。動物と昆虫の話で結構盛り上がった。ぼくは岩合さんの動物写真が好きである。何となく親しみを感じていた写真家であるが、公の席で話をしたのは初めてだ。シロクマを撮りに行って来たばかりだそうで、目の高さが自分と同じ、ということは立ち上がったらどれだけ大きいかなどという話しも面白かった。
今日はその時の写真をと思ったのだが実はデジカメを忘れた。そこで今日のクラカメはライカR3。ぼくは最近クラシックカメラに凝っているがライカにも手を出してしまい、（ちなみに岩合さんはずっとライカRシリーズを使っている。）このR3サファリというのも昨年購入した。Ｒ３サファリは１９７６年製造。確か岩合さんが昔このカメラをもって写真におさまっていたのを見たような気もする。Ｒ3は基本的にはミノルタのXEというカメラと同じだが、露出計などの味付けが異なる。
ライカの露出計はスポットで中心部のみを計る。実はこれを使いこなすのがライカ使いだと思う。しかもその露出計は夕方に限って、キャノンやニコンと比べ1絞り程度アンダー目に表示する。ライカで撮った夕方の写真が黒が締まって良いのは実は露出計に秘密があるのではとも思う。
ぼくはすっかりカメラにはまってしまったが、岩合さんは持ち物は整理する方向にあるという。そんな物集めても仕方ないことはわかっているが、はじめると何でも欲しく、使ってみたく思うからどうも困りものだ。そこで是非とも岩合さんのカメラを譲ってもらいたいと思うのである。
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