緑のgooの企業パートナーとなった当初、グループ会社を含めたCSR推進委員会議で緑のgooを紹介し、トップページへの登録依頼を行いました。その際、緑のgooの検索結果がgoogleと変わらない点や、検索回数に応じて環境団体へ寄付を実施するなど、緑のgooのメリットについても、あわせて説明をしています。さらに「goo」を積極的に利用してもらうため、他の検索サービスサイトへアクセスした場合に、社外Webサイトへのアクセス制御機能を使い、「goo」や「緑のgoo」を推奨するなどの工夫も行っています。
会社全体の検索回数としては、緑のgoo紹介当初、約7,700回/月だったものが、現在は約60倍もの約460,000回/月まで増えています。
今後も緑のgooの推奨を継続していきます。
2009年から社内で導入した社会貢献ポイント制度に、「エコポ」と呼ばれている制度があります。ネーミングも社内から募りました。社員が自発的に行なった社会貢献活動などを自己申告し、それをポイントに換算。最終的に累積したポイントを円換算し、NPO団体などへ寄付するシステムです。「1人、1ボランティア以上の参加を目指して」を合言葉に「誰もが無理なく自発的に社会貢献活動ができるよう」「楽しさやうれしさを分かち合えるよう」サポートし、「社会から信頼される会社・社員」を目指すことを目的として開始しました。ポイントを獲得するための項目としては、社内外でのマイ箸・マイカップ・マイバックの使用や家庭内での電気・水道の節約から、ボランティア活動や寄付活動まで幅広い活動が対象です。
また年に一度、優秀なエコポ獲得者は表彰をし、社員全体の喚起も促しています。
現在、NTTコミュニケーションズでは、グループ会社を含む社員・パートナー社員とその家族が参加できる社会貢献活動を実施しております。
2008年度から開始し、その1つが「富士山清掃プログラム」です。富士山周辺の道路や駐車場などにポイ捨てされたゴミを清掃する活動ですが、毎回参加希望者が多く、抽選をおこなうほどの人気で、多くの社員から支持されています。
この活動は想像以上に富士山が汚れている事情を目の当たりにし、自ら活動することで、より深い環境意識啓発の場として寄与しています。
活動後のアンケートでも、参加した多くの社員から好評のコメントを得ており、特に親子で参加した方からは、子供の社会勉強に大変役に立ったという意見が数多く寄せられています。
2つ目が、「秩父棚田再生プロジェクト」です。単に農作業や収穫だけではなく、それを取り巻く生態系の保全活動、例えば、オオコオイムシやオオサンショウウオなどの希少生物を救う目的も兼ねています。また、地域のNPO法人とも協力し、地域社会との交流も図れる活動になっています。
秩父棚田に、年間6回程度出向き、田起こし、田植え、草取り、稲刈り、収穫作業を行います。田起こしは非常に重要な力のいる作業で、毎年CSR活動の縁の下の力持ちであるラグビー部員、シャイニングアークスの皆さんに協力を得ています。こうした多くの皆さまの協力で、これまでに収穫した無農薬のお米は参加者への分配後、社内で販売会を実施し、その収益を慈善団体に寄付しています。
また、棚田にはインターネットライブカメラを設置しており、現地に行かずに稲の成長をインターネット上で確認することができます。
2009年からは新たな取り組みとして植林活動「森の再生.com」にも取り組んでいます。秩父のゴルフ場跡地を昆虫が集まってくる森に再生するプログラムです。ゴルフ場跡地の一部にNTTコミュニケーションズグループエリアを作ってもらい、現在までに植樹したミツバツツジの数は合計500本。最盛期を迎える5月にはピンク色のツツジで彩られます。その光景を見に、現地へ足を運ぶ方もいることでしょう。また、500本の中にはQRコードを取り付けたミツバツツジがあり、訪れた人が携帯でQRコードをかざすと、活動開始からの四季の移り変わりを携帯サイトでご覧いただくことができます。