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第33回 表現者/毛利臣男さん
演劇界(歌舞伎界等)、ファッション界に革命をもたらした表現とは…

  • 2016年6月9日
  • NPOローハスクラブ

素晴らしき人々との出会い−2

オペラ『ル・コックドール』金鶏の衣裳デザイン画
オペラ『ル・コックドール』金鶏の衣裳デザイン画

毛利さんが衣裳デザインした『ル・コックドール』
毛利さんが衣裳デザインした『ル・コックドール』
『カスタ・ディヴァ』がパリで大きな評判になり、オペラの衣裳デザインを依頼されたのですね。

 1984年、ロシア週間の一環として再演されたリムスキー・コルサコフ作、オペラ『ル・コックドール』の衣裳デザインを今度はTOMIO MOHRIだけで受けることになったのです。オペラとの出会いはこれが最初でした。

パリでは新たなジャポニズムの風が吹いている中、日本と西洋の様式を見事融合された、革新的な衣裳デザインと言われていますね。

 シェマハ女王が「太陽のアリア」を歌う時に纏う衣裳は僕が考え出した4枚袖のドレス…違った袖に腕を通すだけで瞬時に花の衣裳から太陽の衣裳に変化する現代版ぶっ返り(歌舞伎用語)技法が観客を喜ばせました。「革新的な衣裳!!!」と絶賛され、いい気になったことを覚えています。

シェマハ女王の太陽の衣裳
シェマハ女王の太陽の衣裳
 『ル・コックドール』の演出は、三代目市川猿之助(二代目猿翁)さん。1983年に初めてお会いし、毎日、猿之助さんの滞在ホテルへお邪魔して歌舞伎の話を聞いたりして…素晴らしいパリの時間を楽しみました。

運命的な出会いですね!それからスーパー歌舞伎の衣裳デザインへと繋がっていくのですね。

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