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第45回エコ×エネ・カフェ 『「ダイバーシティから考える環境とエネルギーの共生」~無意識の偏見:アンコンシャス・バイアスを越えて~』

  • 2024年3月19日
  • 緑のgoo編集部

ぺちゃくちゃタイム

45ecoene

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この後ブレイクアウトルーム(小部屋)に分かれて、「自分の体験として無意識の偏見に気づいたことはなんですか?」というテーマの他、これまでのお話から感じたことや気づいたことを自由に語り合いました。

参加者からは、以下のような意見や感想がありました。

▪心の問題で仕事を辞めた経験があるが、職場のダイバーシティ推進はまだまだだと思う。
▪年々、若い人が会議の場で発言をしてくれないと感じることが増えた。一人ひとりとコミュニケーションをとることが大切だと思う。
▪対話をしようしてくれている姿勢自体ありがたいので、「話を聞くよ」と態度で示すことが必要。
▪部下は「わかってくれない」と思っているかもしれないが、上司も本当は部下が何を考えているかを知りたがっていて、本当は対話をしたいと思っている。
▪ダイバーシティというと男女の風呂やトイレ問題などを思い浮かぶが、多様性の推進と犯罪リスクとのバランスは難しいと思う。
▪本人の安全を考えて、女性の部下に外で働いてもらう時は複数でやってもらっていたが、女性がひとり=危険という考えもアンコンシャス・バイアスだったのか?と考えてしまう。
▪世界はアンコンシャス・バイアスで成り立っている。
▪医学部の不正入試(女性合格者を意図的に少なくする)が当たり前のように行われていたことや政治家のあり得ないハラスメント発言を考えても、ダイバーシティ推進は遠い道のりだと思う。
▪「女のくせに」と言われるのが嫌だったので、息子には「男のくせに」と言わないように気をつけていた。自分ではアンコンシャス・バイアスはないつもりだったが、お話を聞いて自分にも偏見があったことに気づいた。
▪障がいのある人が本当に受け容れられているのか疑問に思う。

全体セッション

対話の後は、参加者からの質問も交えた全体セッションが行われました。

参加者1:
「相手が何を考えているか知りたい」という気持ちが大切だと思いました。仕事で年齢の高い方とかかわったとき自分の中で無意識に「高齢者は頑固」と決めつけていたことに気づきました。実際にかかわると柔軟な方がとても多かったです。

参加者2:
アンコンシャス・バイアスは他人に対するものだと思っていましたが、自分自身を「女性」「文系」というバイアスで縛っていることに気づきました。仕事を決める時もバイアスで自分を低く見積もってしまっていたのかもしれません。誰かに言われたわけではなく「女性は裏方」「文系は事務」といったイメージが自分の中にありました。

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参加者3:
自分の能力を低く見積もるというのは、思い当たるものがあります。アンコンシャス・バイアスは無意識なので「自分のアンコンシャス・バイアスはこれだ」とはっきりとは言えませんが、親や周囲の環境の影響も大きいと思います。

参加者4:
無意識の偏見が無いように意識しようと思いますが、意識したところで「無意識」は完全にはなくならないですよね。何か気づくコツはありますか?

三輪:
そもそもアンコンシャス・バイアスはなくなるものではありません。生きている以上、異質なものを識別するのは本能です。なくそうとするのではなく、自分の中にアンコンシャス・バイアスがあるということを認識して、それが押し付けとして外部に出そうになった時は一旦止まって考えることが大事だと思います。

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参加者5:
ダイバーシティを推進し、豊かな組織にしていくためにはリーダーの役割が大事とのことでしたが、リーダーだけに役割を負わせると限界が出てきそうに感じました。みんなでコミュニケーションをとる時間をつくり、学び合うことが大切だと思いました。

参加者6:
一人で考えないで、今日の対話のようにみんなで考えること、仕事や人種の枠を超えて話してみることが大事なのですね。

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