ゲストトークの後は、参加者がブレイクアウトルーム(小部屋)にわかれて、ゲストの話から感じたこと、気づいたことについて自由に語り合いました。
「ダイバーシティやインクルージョンなどの言葉は知っていたが、きちんと話を聞いたことがなかったので勉強になった」「自分が『高齢者は頑固だ』と無意識に思い込んでいたことに気づいて反省した」「政治家の失言を聞くたびに、日本でダイバーシティ推進なんて無理だと感じてしまう」「アンコンシャス・バイアスがあるということに気づくだけでもずいぶん違うと思う」など、さまざまな意見が交換されました。
環境問題に興味があって今回初めて参加したという阪口博文さんは「大学院で地球環境科学を専攻していました。環境関連の仕事をしていたことがありましたが、今回は気づきをたくさんいただきとても勉強になりました。仕事で外国の方と関わるとき、最初は少し怖かったんです。でも話してみると、とても優しくていい方々で、やっぱりきちんとコミュニケーションをとることが大切だと感じました。これからも、対話を通じて理解し合っていこうとあらためて感じました」と感想を聞かせてくれました。
ゲストの三輪さんからは「立場の違う人たちとも対話をして受け入れていけるような環境をつくっていきたいと思っていますが、そういった意味でもブレイクアウトルームで 様々な方々のお話を伺うことができてとても貴重な体験をすることができました。そして、みなさんがとても私の話を素直に受け入れてくださっているのが印象的でした。アンコンシャス・バイアスは誰もが持っているものです。 でも、アンコンシャス・バイアスは誰もが持っていて 自分自身にもある と意識するだけでもずいぶん違います。そして、相手を受け入れられないような時でも、押し付けるのではなく一度立ち止まって対話をすることを大事にしてもらいたいと思います」というメッセージをいただきました。
次回の記事では、第45回エコ×エネ・カフェ『「ダイバーシティから考える環境とエネルギーの共生」~無意識の偏見:アンコンシャス・バイアスを越えて~』について更に詳しくご紹介します。参加者からの質問にゲストが答える全体セッションの様子もレポートしていきますのでご期待ください。